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二人目を出産後、上の子のケアと対策方法

上の子のわがままにイライラ、ときには可愛くないと思ってしまうことも

二人目のお子様を出産したあと、上のお子様がわがままになったり、寝かしつけや夜泣きが大変になったりする話はよく聞くと思います。あるご家庭のママから相談された例ですが、二人目のお子様を出産したとき、2歳半の娘さんがいました。娘さんはそれまで出来ていたことを「イヤ!」の一言でまったくしなくなりました。

食事も一口食べては歩き回り、ママが「おいで」と食べ物を差し出すと、それを口にしてまた別の場所へ行く…の繰り返し。はじめは「きちんと座りなさい」と叱りつけ、娘さんは泣きながら食べるといった状態でしたが、今は半分遊びながらでも楽しく機嫌よく食べるのなら、と目をつむることにしたそうです。

でも、このままで良いのか不安で、しつけを第一に考えると一日中怒ってばかり。時には、上の子を可愛くないとまで思ってしまうことがあるそうです。育児書にあるようなキチンとした生活を、と思えば思うほど、現実とのギャップに情けなくなってしまう自分自身を責めているそうです。

ママをとられた…上の子が不安定な心理になる場合がある

子供にとって、下の子が産まれるという出来事は、喜びより「ママをとられた」という思いのほうが強いものです。今までは母親を独り占めしていたのに、突然何やら小さな生き物が家に来て、ママはおっぱいをあげたりと大忙し。個人差はありますが、上の子はとても不安定な心理状態にあります。

皆が赤ちゃんのまわりに集まり、今まで一家の主人公だった娘さんが、隅で指をくわえている光景は安易に想像できます。ママもお産のあとで疲れているし、まとわりつく上の子まで配慮するゆとりがありません。赤ちゃんと比べて急に大きく見えて、つい早くしっかりしてほしいという気持ちが働き「お姉ちゃん」と呼びはじめます。

こんなことが重なって、娘さんはママに突き放されたように感じ、以前のようにママに愛されたいという心理が不安定なかたちとなって現れてきます。今回の娘さんのわがままと思われる行動は、ママに対して構ってほしいという心理から出た行動ではないでしょうか。

上の子の寝かしつけや夜泣きが大変になった場合は

他にも二人目を出産した後、上の子が夜中に寝かしつけや夜泣きが大変になったという話もよく聞きます。これは、赤ちゃん返りとも言われる現象の一つで、同じく親に構ってほしいといった心理が働いて、心が不安定になっていると思われます。

このようなときは、二人目の赤ちゃんはパパに預けて、上の子の寝かしつけはママがしてみてください。そうすることで、上の子もママが帰ってきたと安心しますので、自然と夜泣きも少なくなってきます。この現象は一時的はものですので、上の子に甘えさせてあげましょう。

上の子のケアを第一に考えるようにしましょう

二人目の出産後のママは、まず上の子のケアについて考えるようにしましょう。まずは「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばずに、今までどおり名前で呼ぶようにしてあげて下さい。ママはもちろん産後で疲れているとは思いますが、まず上の子をしっかりと抱きしめて安心させてあげましょう。

今、娘さんは「イヤ」という言葉と「できるけれどやらない」ことによって、自分の気持ちを表現しているところです。下の子が産まれたことによる、いわゆる「赤ちゃん返り」はどの年代でもみられますし、この娘さんの場合は2歳半なので、そろそろ反抗期にも入っている頃です。こういう時期には親がしつけをしようとムキになると、親子関係は悪くなり、ひいては兄弟の仲も悪くなることがあります。

イソップ物語の「北風と太陽」でも、旅人の着物を脱がせたのは冷たい風で吹き飛ばそうとした北風ではなく、陽射しをおくって旅人を暖めた太陽でした。同じように、もし上の娘さんに、もう一度ママの言うことを聞いてほしいと思うのなら、しつけのことはしばらく忘れて、この子が満足するまでべったりと甘えさせてあげることです。

子供は態度で示さなければ、母親の気持ちをわかってくれません。やさしい言葉をかけ、ぎゅっと抱きしめるなどの愛情表現を繰り返しおこなうこと、望んだら思う存分ママが食べさせてあげるなど、できる限り赤ちゃんと同じように世話を焼いてあげることです。母親の愛情に満足すれば、自然に下の子を可愛がってくれますし、母親をイライラさせることも少なくなるでしょう。

上の子はいくつになっても寂しいものです

あるとき、幼稚園に行きたがらないという4歳の女の子のお母さんがいました。話を聞くと、最近この子の下に4番目の子供が生まれ、はじめは幼稚園でいい子に、家でもよいお姉さんになろうと頑張っていたそうです。でも風邪をひいてお休みをしたのをきっかけに、幼稚園に行きたくないと言い出し、母親の言うことは何でもいやで手に負えなくなったのだそうです。

そこで、その子と仲良しの父親が幼稚園に送っていく孫を引き受けることにし、母親も心がけて接触を多くするようにしたところ、少しずつ落ち着いてきました。しばらくしてその子が「私大人になりたくないの」とポツリと言ったそうです。さすがに「赤ちゃんになりたいの」とは言えなかったのでしょう。この子の寂しかった気持ちがその時によくわかり、心に残りました。

また登校をしぶるという小学六年生の男の子を連れた母親は、今までは弟と二人で母と一緒の部屋に寝ていたのに、最近思春期にさしかかってきたこともあり、この子だけ別の部屋に新しいベッドで寝かせるようにしたとのことでした。

学校でのストレスもあった上にこのことが重なり、まだ心の準備ができていなかった彼には負担だったのでしょう。話し合って、またしばらくは一緒に寝ることにしました。後になって「あの時お母さんは僕のことが嫌いになったと思った」と話したそうです。子供はそれぞれ自立する時期も感じ方も違うので、親も気をつけなければなりません。この場合、弟はお母さんと一緒ということもあり、ことに寂しかったのでしょう。

少し大きな子供の例になりましたが、親が兄弟を公平に扱い、また子供自身もそう感じるというのは、なかなか難しいことのようです。中には下の子が生まれても今までどおりうまくいき、赤ちゃんを可愛がってくれる場合もあるでしょう。でもそんな子にも無理をしているところはないか、ときどき気をつけて見てください。毎日楽しそうで、笑顔でいるかどうかが子供の心身の健康のバロメーターです。

まとめ

・子供にとって下の子が生まれるという出来事は、喜びよりも母親をとられたという不安定な心理のほうが大きいので気持ちを理解してあげましょう
・下の子を出産したあとは、上の子のケアを第一に考えるようにしましょう
・「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばずに、名前で呼ぶようにしましょう
・2歳半頃のお子様の場合、反抗期にも入ってくる時期なので、無理にしつけようとすると親子関係・兄弟関係が悪くなる可能性があるので注意しましょう
・子供は態度で示さなければ母親の心理を理解してくれません。優しい言葉をかけ抱きしめてあげましょう
・上の子は母親の愛情に満足することによって、下の子を可愛がってくれるようになり、母親のイライラやストレスも少なくなります
・子供はいくつになっても、下の子ができると寂しい思いをするものです。兄弟は公平に扱うよう心がけてください
・子供が無理をしていないか、ときどき気にしてあげてください。毎日楽しそうで笑顔でいるかどうかが心身の健康のバロメーターです

最後に、ママ自身がストレスを溜めないように気をつけて下さい。下の子が生まれて、日々家事と育児に追われ、ただえさえ大変なのに上の子のケアまで…と考えてしまうかもしれません。

しかし、子育てで特に大変なのは、お子様が生まれてから幼稚園に入るころまでです。もちろんその後も大変なことはたくさんありますが、お子様が日々成長していくところを実感しやすいのもこの時期が多いです。

一生涯で考えたときには、ほんのわずかな期間です。この大切な期間を暗く過ごすのか、楽しく過ごすのかで、親も子供も今後の成長に影響していきます。どうせなら毎日楽しく笑顔でいられるように、お子様との時間を大切にしてください。

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